最終更新日 2024年10月30日 by jpdonline
多忙な生活を送っていたら、いつの間にか自室がゴミ屋敷になっていたというケースは、比較的よく見られます。
いつの間にか部屋がゴミに埋め尽くされたいたということや、自室や自宅でなくても近所の家などがゴミをためてしまい、ゴミ屋敷と化していることもあります。
この場合、問題となってくるのは住居スペースが狭くなるということだけではありません。
廃棄されていないゴミから悪臭や漂い、害虫の発生源となることもあるのです。
そうなると、自分自身の問題ではなく近所迷惑や公害の問題にも発展します。
現在もし、ゴミだらけの部屋や家を持っている場合は、出来るだけ早期の片付けが必要です。
すぐに回収業者に連絡をする
ゴミ屋敷を何とかしたい、と思った時はすぐに回収業者に連絡をしましょう。
自分で片付けを行おうとすると、あまりの量と格闘するため結局は片付かなかったり、「もったいない」という気持ちが働いて捨てられないという事がよくあります。
こういう時に、第三者の視点と力があると大変助かるものです。
ですが、これが本人の自宅ではなく近隣の住民の家であれば、勝手にゴミを回収することは出来ません。
住人本人が「これはゴミではない」と主張するのであれば、それを勝手に処分することが出来ないのです。
こうした時は、地域住民が結託してゴミ屋敷所有者本人に説得を行うことや、行政の力を借りる必要があります。
最終手段として、自治体が「行政代執行」を行うという方法もありますので、あきらめずに説得することが大切です。
「行政代執行」を自治体が行った場合は、強制的にその家を片付けることが可能となります。
自分自身のゴミ部屋などを何とかしたい場合
では、自分自身のゴミ部屋などを何とかしたい場合、どうすれば良いのでしょうか。
自分自身で出来る範囲は限られていますので、プロに依頼することがお勧めです。
まず自治体のゴミ処理などに関する窓口に相談する、という方法があります。
この方法の場合、部屋の状態を行政の担当者と確認したり、関係機関と相談や調整を行う必要が出て来ます。
ですが、自治体が利用している清掃業者の紹介のみ、という場合やたらい回しにされるというケースも、珍しくありません。
もし、すぐにでも片付けたいと考えているなら、民間の清掃業者に依頼するのが手っ取り早い方法と言えます。
民間の清掃業者は、インターネット等で「ゴミ屋敷清掃」などを検索すると、さまざまな業者が出てきます。
どの業者に依頼をすべきか、迷うこともあるでしょう。
自治体の許可を得ずに営業している業者は利用しない
抑えておきたいポイントとしては、「自治体の許可を得ずに営業している業者は、利用しない」ということです。
きちんとした清掃業者は、その市町村の許可を得て営業しています。
「産業廃棄物収集運搬業」の許可の有無は、インターネットで提示されているか、その会社のサイトに掲載されているものです。
これを得ていない業者の場合、不法投棄などの問題を起こすことがあります。
不必要なトラブルを回避するためにも、きちんと許可を得た業者に清掃を依頼するようにしましょう。
清掃業者は、部屋の清掃を行う前に必ず見積もりを提示してくれます。
大抵の業者はこの見積もりを、無料で作成してくれますので、複数の業者と比較・検討して選ぶことも可能です。
また、この見積もり価格からさらに人件費や撤去費用など、他に支払う必要のある金銭はあるかを業者に確認する必要があります。
見積もり価格を提示したあとは、一切そこからお金がかからないというケースと、当日になって別の費用を請求されるケースがあります。
最初に提示された金額が安かったからといって、即決してはいけません。
必ず、見積もり金額の他にかかるお金が発生するかどうかを、業者に確認しましょう。
遺品整理の業者に依頼するケース
業者に依頼した場合、当日までにゴミ袋などを用意する必要はありません。
そういった回収に必要なものは、全て業者が揃えてくれます。
また、故人の部屋がゴミばかりになっていたという場合も、こういった清掃業者に回収を依頼することが可能です。
その場合は、「遺品整理」という形になることもあります。
「遺品整理」となる場合、故人の大切にしていた持ち物や、回収時に発見された貴重品や権利書関係は、全て依頼主に返却されるようスタッフに指示がありますので、安心して依頼することが可能です。
空き家整理・片付け【福岡、佐賀、熊本、山口】 – 遺品整理のアークサービス
もちろん、通常の清掃でも貴重品は依頼主の元に返還されますが、故人の部屋を片付ける場合は、親戚縁者の心を害することのないよう「遺品整理」を依頼するほうが良いでしょう。
現在は、各清掃業者に遺品整理専門のスタッフが在籍していることもあります。
回収当日は、業者の指示に従いましょう。
業者によっては作業中は立ち合いが必要というケースや、作業開始と作業完了のチェックさえすれば問題ないというケースがあります。
どちらの場合でも、最後には依頼人が清掃を完了したという確認をしてから、作業が終了となります。
まとめ
当日は出来るだけ、その家の責任者がいるほうが望ましいと言えるでしょう。
完了後にはきちんと契約通りの金額を支払い、終了となります。