1.マッサージが科学的にも実証されている
マッサージは体の疲れを癒やしてくれる、頑張ったごほうびなどの理由で、生活に取り入れている人も多いことでしょう。
近年ではマッサージが科学的にも実証されていて、さまざまな健康効果が得られるといわれています。
まず第一に自律神経が整うことです。
施術により、体の緊張がほぐれ、リラックスした状態になることがあげられます。
このような状態になれば、心身の健康にも大きくかかわっている自律神経のバランスに良い影響を与えることになります。
ストレスがかかり体が疲れると、交感神経が優位に働くことになるので、体は緊張状態になってしまいます。
しかしリラックスすることで副交感神経と呼ばれる体をリラックスさせる神経が活発になれば、これにより心身のバランスが整えられて、イライラや不安も安らぎ、夜もよい睡眠がとれるようになるでしょう。
2.ストレス緩和も期待できる
そして施術によって、ストレスも緩和できることも期待できます。
体のホルモンバランスにまで良い影響を与え、大きなストレスを感じてしまうと増えるホルモンが、マッサージによって減少することが科学的にも証明されています。
つまり施術を受けることによって、ストレスが大きく緩和されることがわかります。
施術に時間をかける心のゆとりや、施術中の会話、人に触れられている際の心地良さなども、ストレスの解消に大きく貢献するものです。
次にリンパの流れや血行がよくなることがあげられます。
筋肉を動かすことによって、リンパの流れは良くなるでしょう。
リンパの中には細胞からの排泄物や疲労物質などが含まれているので、流れが悪くなるとこれらの物質を排泄できなくなってしまいます。
しかし施術によってで刺激が与えられれば、リンパの流れが促されて、排泄されるという良い仕組みが出来上がります。
また同時に血行も良くなることでしょう。
血行が良くなると個人差はあるものの、肩凝りや首コリが改善されたり、頭痛の改善、生理前症候群や生理痛の緩和、高血圧の改善などが期待されます。
3.白血球が増えて免疫力が向上する
そして白血球が増えて免疫力が向上することも分かっています。
免疫力とは体をウィルスや細菌から守って、病気にならないように守る力のことを指します。
免疫力が低下すると風邪をひきやすいという言葉を聞いたこともある人もいますが、施術を受けることで、免疫力の元となる白血球の数が増えることが分かっています。
これにより風邪をひきにくくなったり、感染症にかかりにくい体を作り上げることにもつながります。
このように様々な効果が期待できますが、方法を間違っていれば、反対に体に悪い影響を与える可能性もあります。
まず最初にマッサージをしてはいけない時があることです。
それは炎症がある状態や感染症にかかっているとき、けがをした直後などがあげられます。
このような疑いがあるときには、施術は受けない方がよいでしょう。
4.マッサージは炎症を引き起こす可能性がある
また関節リウマチや関節を動かしてはいけない場合なども施術を受けることは危険であり、素人は行わないように気をつけましょう。
マッサージは炎症を引き起こす可能性があるため、患部に熱があったり腫れが見られる、押すと強い痛みがあるという場合も控えめにした方がよいでしょう。
それに加えてリラックス目的にするのか、症状をよくしたいということを目的にするのかについても、よく分けて考えなければなりません。
症状を改善したいというのであれば、専門家の施術を受ける必要があります。
症状があるのにもかかわらず、リラックスを目的にしたものを受けた場合に注意が必要です。
場合によっては、より痛みが悪化するケースもあり、実際に肩が動きにくくなってしまった、しびれがでてしまった、腰痛が悪化したなどのトラブルも多く見られます。
これは施術する側が医学的な知識が不足していることが大きな問題となっていますが、受ける側としても最低限の知識を持っておく必要があります。
5.もみ返しには注意!あまり強くマッサージしないこと
そして宇都宮マッサージと聞くと、押したりたたいたり、もんだりする方法がありますが、これらは一歩間違えると痛みを引き起こす可能性があります。
その間違いに挙げられるものが強さです。
強く押してしまったり強くたたいたり、強くもんでしまうと、組織が壊れて炎症が生じます。
これがもみ返しと呼ばれるものであり、このような状態になると痛みが残ってしまうことでしょう。
終了後に強い痛みが残っているときや、翌日にもみ返しがあった場合には、施術の強度を弱くする必要があります。
また弱くするどころか、施術自体が合わない人もいることでしょう。
人に体を触られることで緊張が抜けない、強く触られると力が入ってしまう、終わった後に疲れが出るなどの症状がある場合には、他人から受けるのではなく、自分でストレッチや筋トレを行った方があっているのかもしれません。
また部位についての十分な注意が必要です。
大きな血管や神経がある箇所は、強い刺激を受けると痛みやしびれが出る可能性もあるので十分に注意しましょう。