日本は災害大国とも呼ばれるくらい、一年を通して災害が発生しやすい地域です。
災害が起きた時、最も危惧しなければいけないのが電力の喪失です。
大規模な停電が起きると、復旧するまで一般的に3~4日はかかるとも言われています。
そんな危機的な状況に陥った時に活躍してくれるのがポータブル電源です。
携帯できる電力装置
その名の通り、携帯できる電力装置であり、一般的にはキャンプや車中泊など電力源がない場所で電化製品に電気を供給する際に用いられます。
これがあれば仮に災害が発生して停電が起きた場合でも電力を供給することが可能です。
ポータブル電源は機種によって電池容量が異なっています。
災害時に役立つのは500Wh以上、もし可能なら1000Whほどあると安心できるでしょう。
1000Whもあれば夏なら扇風機や小型の冷蔵庫、冬には電気ストーブや電気毛布などの電化製品を安定的に使用することができます。
注視すべきがAC出力ポート
基本的には出力ポートから電力を各製品に供給することになりますが、中でも注視すべきがAC出力ポートです。
電化製品の多くはこのAC出力ポートに差すことになるため、2口以上付いているものが望ましいです。
また、災害時には欠かせないスマートフォンやタブレットの充電を行うUSB出力ポートも重要となります。
ACアダプター型の充電機器があればAC出力ポートからも充電することができますが、利便性を考えればUSB出力ポートが多くあった方が便利です。
特に複数人で被災した状況においては、その分だけスマートフォンの充電が必要になる場合があります。
そんな時にUSBポートが多くあると、同時に充電できて効率が良いのです。
あると嬉しいカーチャージ機能
もう一つあると嬉しいのがカーチャージ機能です。
車の中でポータブル電源の充電を行うことができるため、停電が長期化した場合などに活躍します。
機種によっては7時間程度で満充電できるものもあるようです。
また、ポータブル電源にはライト機能が備わっている機種もあります。
停電時には明かりが求められるので、機器の充電をしつつライトを灯しておくことで、周囲に安心感をもたらすことができるでしょう。
まとめ
このようにポータブル電源はキャンプや車中泊といった日常生活のみならず、災害時における緊急使用でも大いに役立ってくれる優れものです。
価格は電池容量が多い機種だと数十万円を超えるケースもありますが、停電時に安定的に電力供給できることを考慮すれば、一家に一台は置いておきたいところではないでしょうか。